2008.10.03
ページ内を移動する際にスルスルっと動く、「スムーススクロール」を導入しているWebサイトは多くなってきたと思うのですが、企業サイトで導入しているのはまだまだ少数ですね。
弊社案件では積極的に提案・導入する傾向はあるのですが、それでもケース・バイ・ケースで導入する場合とそうでない場合があります。
これはクライアントの意向、Webサイトの性質、技術的な問題等、いろいろと理由はあるのですが必ずしも「スムーススクロール」がよいとも考えていません。
そもそも「スムーススクロール」の浮遊感を伴う動きは好き嫌いが分かれます。とくにページの高さ(長さ)がある場合はそれが顕著で、一瞬でページトップに戻ってほしい場合などは煩わしく感じたり、または動きに「酔って」しまう人もいると思います。
それを考慮しても導入することを考える理由としては以下のようなものがあります。
・ページ途中のコンテンツをユーザーの目にふれさせたい
・ページ内リンクでユーザーを混乱させない
・ユーザーへの刺激
「ページ途中のコンテンツをユーザーの目にふれさせたい」
これはクライアント視点の理由ですが、情報系サイトではページ内に他ページやユーザーに見てもらいたいコンテンツへの導線が配置されています。
何気なくサイトを閲覧しているユーザーにそれらの導線を目にする機会を多くするための1つの方法になるのではないでしょうか。
「ページ内リンクでユーザーを混乱させない」
ページトップ(ページの先頭)へ戻る場合はユーザーにその意識があるからまだよいのですが、ページ内リンクはページ内のどの位置に移動するのかがユーザーに分からないことが多いです。
そのためページ内リンクをクリックして一瞬で移動した場合、ページ内のどこを見ているのかが分からなくなることがあります。
その混乱を避けるためにスムーススクロールは有効な手段かと考えます。
「ユーザーへの刺激」
これは賛否両論あると思うのですが、こういった普段とは異なる動きのギミックはユーザーへの刺激につながります。
もちろん煩わしいと感じるユーザーもいると思うのですが、クリックした瞬間に「おっ!」と感じるユーザーもいるわけですので、何気なく閲覧しているユーザーにその動きを印象つけ、引いてはそのWebサイトを印象つけることにつながる可能性もあるかもしれません。
スムーススクロールを煩わしく感じるのはヘビーユーザーやネットリテラシーの高いユーザーではないかと思われます。
普段それほどネットを利用しないユーザーにはまだまだ新鮮に感じられると思われるので、サイト構築の際はそれを含め導入を検討してもよいのではないでしょうか。